どうもパケです
今回は 戻り値 について書いていきます
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1.戻り値とは

メソッドに渡す値のことを 引数 と呼びました

これに対して メソッドから戻ってくる値のことを 戻り値 と呼びます
「じゃがいも」「きゅうり」「マヨネーズ」で【ポテトサラダ】を作るときに
「じゃがいも」「きゅうり」「マヨネーズ」 が 引数
混ぜるというメソッド に渡して
【ポテトサラダ】 が 戻り値 として戻ってくる
というイメージです
2、戻り値の使い方
戻り値のあるメソッドの書き方は
public static 戻り値のデータ型 メソッド名(データ型 変数名1, データ型 変数名2,・・){
return 戻り値;
}
と記述します
前回 クラスとメソッド で学んだ 戻り値のないメソッド の書き方は
public static void メソッド名(データ型 変数名1, データ型 変数名2,・・){
処理
}
でした
void の部分が 戻り値のデータ型 に 変わっていますね
実は void とは 戻り値なし という意味なんです
戻り値のあるメソッドに void とつけてしまうと
エラーとなってしまうので注意してください
3、戻り値の具体例
今回は、パケの数学、理科、社会の3科目の平均点を表示する
プログラムにて説明していきます
まずは、 テストの平均値を返す average メソッド を記述します
Sample01 クラス内の main メソッド の外に
public static double average(double math,double science,double society){
return (math + science + society) / 3 ;
}
と記述します

3で割るため、小数がでる可能性があるので double型 にて
定義しています
これで、3科目の 引数 を受けて 平均点 を返す準備ができました
今度は mainメソッド にて
double pakeAverage = average(60,75,30); と記入し
pakeAverage に average メソッドから返ってきた 55.0 という値を代入します

最後にmainメソッドにて
System.out.println(“パケのテストの平均点は” + pakeAverage + “でした”);
と記述し、保存して出力すると

このようにパケの平均点を表示することができました
4、違いに注意!戻り値が あり と なし
初心者の私は、このあたりが難しく感じたため詳しく説明します
先ほどの戻り値をつかって平均点を求めるプログラムは

このようなイメージで
引数を average メソッド に渡して
値 となって返ってきて、その値をmainメソッドで表示しています
平均点を表示するメソッド

これを、戻り値がない書き方をすると

このようになります
戻り値が ある 場合は、値となって mainメソッドに戻ってきている
戻り値が ない 場合は、メソッドごと mainメソッドに呼び出している
戻り値とは:まとめ
- メソッドから戻ってくる値のことを 戻り値
- 戻り値があるメソッドは
public static 戻り値のデータ型 メソッド名(データ型 変数名1, データ型 変数名2,・・){
return 戻り値;} - void とは 戻り値なし という意味
- 戻り値が ある 場合は、値となって mainメソッドに戻ってきている
戻り値が ない 場合は、メソッドごと mainメソッドに呼び出している イメージ
今回はここまでとさせていただきます
最初は複雑そうに感じたのですが
今はなんとか(笑)理解できていると思います
次回は オーバーロード いろいろなメソッド について
書いていきます
ではでは